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監修:三村 麻子(あなたを忘れない株式会社 代表取締役)
医師から「もうできることはありません」と告げられる瞬間は、ご家族にとってあまりにつらいものです。深い悲しみのなかで、やがて訪れるご逝去という現実を受け止めなければならない——そのとき、多くの方が「すぐに葬儀社を決めなければ」と慌ててしまいます。
けれども、焦って選んだ結果「納得できないお別れになってしまった」と後悔されるケースも、少なくありません。
ご逝去直後にまず必要なのは「安置場所の確保」です。安置場所さえ決まれば、ご家族は気持ちを少し落ち着け、その後の葬儀社選びにじっくり向き合うことができます。この記事では、安置場所の種類と費用、そして後悔しないお別れのための事前準備について、やさしくお伝えします。

病院や介護施設は、本来は生きている方々のための場所です。そのためご逝去後は、数時間以内に搬送を求められることが一般的です。「次の方のために」と急かされ、安置場所のことや葬儀までのことを十分に考える時間がないままに遺体を移さざるを得ない場面も多いものです。
ご逝去後、お身体には自然な変化が始まります。適切な処置と環境が整っているかどうかで、故人の状態は大きく変わってきます。だからこそ、迅速な搬送と適切な安置が欠かせないのです。
ご逝去時に葬儀社が決まっていなくても、「安置場所の確保」ができていれば慌てることはありません。
安置場所は、大きく分けて次の3種類があります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、ご家族の状況に合わせて選ぶことが大切です。
住み慣れたご自宅で、故人と最後の時間を過ごす方法です。
葬儀社や専門業者が運営する、安置のための施設です。
葬儀を行う式場の安置室にお預けする方法です。
想送庵カノン(東京都葛飾区立石)のような滞在型の安置施設では、ご家族が時間を気にせず故人と過ごせる個室を備え、面会・付き添い・お別れの時間を一貫してサポートしています。
いずれの場合も、ドライアイス代として1日5,000〜10,000円程度が別途必要になるのが一般的です。
たとえば15kmの搬送であれば、おおむね20,000〜30,000円が目安となります。
「もしも」のときに慌てないために、事前にできることがあります。少しずつでも構いませんので、ご家族で話題にしておきましょう。
多くの葬儀社では事前相談を無料で受け付けています。面会や付き添いのご希望を伝えておくことで、いざというときにご希望に沿った対応がスムーズになります。
スペースや温度管理、搬入経路など、自宅安置の現実的な可否を一度確認しておきましょう。マンションの場合はエレベーターのサイズも目安になります。
病院の医療相談員や施設の生活相談員は、多くのご逝去に立ち会ってきています。地域の事情を踏まえた現実的なアドバイスをもらえることも多いものです。
「お住まいの地域名+安置施設」「地域名+家族葬」で検索し、複数の候補を控えておくと安心です。電話番号と所在地をメモしておくだけでも、いざというときに大きな助けになります。
身近な方の経験談は、パンフレットからは見えてこない実情を教えてくれます。「どこに頼んだか」「対応はどうだったか」を、無理のない範囲で耳に入れておくとよいでしょう。
ご逝去後は、おおむね1週間ほどで以下の流れが進んでいきます。事前に全体像を理解しておくと、当日の心の負担が軽くなります。
短い期間に多くの判断が必要になるからこそ、最初の安置場所をどう確保するかが、その後の進み方を大きく左右します。
ご逝去直後にご家族へ必要なのは、実は「即決」ではなく「時間」です。
安置場所を確保することで、まず「故人を安心して預けられる状態」をつくることができます。そこから初めて、納得のいく葬儀社選びとお別れの形を考えていくことができるのです。
いいえ、その必要はありません。まずは安置場所を確保すれば、その後に落ち着いて葬儀社を比較・検討することができます。搬送と葬儀の依頼先は別々にすることも可能ですので、慌てずにご家族で話し合う時間を持ってください。
住宅環境によります。マンションなどでエレベーターや通路が狭い場合や、温度管理が難しい場合には、安置施設のご利用をおすすめします。事前に葬儀社へご相談いただければ、自宅安置の可否を一緒に確認できます。
施設により異なります。24時間面会できる施設もあれば、面会時間が決まっている施設もあります。想送庵カノンのような滞在型の安置施設では、ご家族が時間を気にせず故人のおそばで過ごせるよう配慮されています。
東京エリアでは1日あたりおおむね10,000円前後が目安です。これに加えてドライアイス代(1日5,000〜10,000円程度)が必要になるのが一般的です。日数や葬儀までの間隔により総額が変わりますので、見積もりの際に確認しておくと安心です。
問題ありません。搬送をお願いした葬儀社と、葬儀をお願いする葬儀社が別になることはよくあります。搬送後にゆっくり比較検討して、ご家族の納得できる葬儀社を選んでいただけます。
安置場所が決まれば、ご家族は少しだけ呼吸を整えることができます。その小さな余裕が、納得のいくお別れにつながっていきます。
想送庵カノン(東京都葛飾区立石)は、面会と滞在を大切にする安置施設を備え、ご逝去直後の安置から葬儀、その後の法要まで一貫してお手伝いしています。
「もしものときの安置場所をどう確保すればよいか」というご相談だけでも、どうぞお気軽にお問い合わせください。
お急ぎの方、ご依頼の方はお電話ください(24時間365日 対応)
あなたを忘れない株式会社
代表取締役 三村 麻子(みむら あさこ)
<想送庵カノン(滞在型安置施設)の運営>
故人と家族が「最後に過ごす時間を大切にする」セレモニーホール
<専門学校>
東京ホスピタリティ・アカデミー
葬祭ディレクター学科 講師
<供養コンシェルジュ>
供養コンシェルジュ協会 理事/講師
<看取りサポートのパイオニア>
高齢者を支える家族に
「疲れない介護」「家族が幸せになる看取りと葬送」を提案。
【看取りの水先案内人として幅広く活動】
家族に深く寄り添う相談スタイルで、
生前のご相談から、お見送りのあとのグリーフケアまで
多数の相談実績と活動歴を持つ終活の専門家。
2004年に葬儀式場の運営に携わって以来、
葬送の現場に立ち続けている。
2019年には、安置と面会に重きを置いた施設として
想送庵カノンを開設。
<サポート内容>
生前整理、介護、葬儀、供養、遺品整理、グリーフケア
<著書>
・初めて喪主になる人のための親を心から見送る葬儀ガイド
・親が死んだ5分後にあなたがしなければならないこと
・離れて暮らす親と上手に付き合うための本
・親には一人暮らしをさせなさい
・親の老後に寄り添うために知っておきたいこと
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