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監修:三村 麻子(あなたを忘れない株式会社 代表取締役)
「直葬(ちょくそう/じきそう)」という言葉を耳にする機会が増えました。「火葬だけのお葬式」「一番シンプルな送り方」「費用を抑えられる方法」――そんな説明を目にされた方も多いのではないでしょうか。
一方で、「直葬とは具体的に何をするのか」という肝心の部分は、意外と知られていません。実際には、直葬は「何もしないこと」ではなく、「人が亡くなったあと、最低限必要なことを行う形」と捉えていただくのが正確です。
この記事では、直葬の定義、逝去から火葬までの実際の流れ(7工程)、宗教儀式の位置づけ、行旅死亡人や葬祭扶助との関係、そして後悔を減らすための考え方まで、想送庵カノンの視点で丁寧に整理してご案内します。

直葬とは、一般的に次のような葬送の形を指します。
ここで誤解されやすいのですが、「直葬=何もしない」ではありません。人が亡くなられたあと、どんなにシンプルに送る場合でも最低限必要になる工程があります。
病院・施設・ご自宅などでお亡くなりになると、医師から「死亡診断書」が発行されます。この書類は非常に重要で、死亡届の提出・火葬許可証の取得・火葬そのものまで、すべての手続きの起点になります。
お亡くなりになったあと、故人さまを安置場所へ移動します。病院では長時間そのまま過ごせるケースは現在多くないため、まず必要になるのが「ご搬送」です。ご自宅へお戻りになる場合もあれば、安置施設へ向かう場合もあります。
直葬でもかなり重要なのが「ご安置」です。火葬場の予約・役所手続き・ご親族の到着・法律上の経過時間(亡くなってから24時間以上)などがあり、亡くなられてすぐに火葬できるケースは多くありません。都市部では数日待つことも珍しくありません。
死亡届を役所へ提出し、「火葬許可証」を取得します。これがないと火葬はできません。多くの場合は葬儀社が代行され、ご家族側は死亡地・住所・本籍などの確認をし、死亡届の記入を行います。
火葬場の空き状況を確認し、日程調整を行い、火葬の予約をします。これも葬儀社が行います。火葬炉に入れてはいけないもの・炉のサイズに合った棺の選び方・火葬時間と段取りなど、専門的な知識が必要なため、葬儀社以外からの予約は基本的に受け付けていません。
特に冬場や都市部では数日待ちになることが珍しくありません。そのため、直葬でも実際には一定の安置期間が発生することが多いのです。
予約日時になりましたら、安置場所から火葬場へ移動します。ここで最後のお別れを行うご家族も多くいらっしゃいます。ほんの数分でも、お顔を見たり、手を合わせたり、お花をお納めしたりする時間を取られるケースは少なくありません(必須ではありません)。
火葬後、ご遺骨を骨壷へお納めいただきます。ここまでが、直葬の基本的な流れです。
流れを整理すると、直葬は「法律上必要なこと」「衛生上必要なこと」「火葬に必要なこと」を中心に構成された送り方だということが見えてきます。
逆に、次のような要素は必須ではなく省略が可能です。
直葬では、宗教者をお呼びしないケースも珍しくありません。読経をしない、戒名を付けない、儀式を行わないという選択が可能です。
一方で、枕経と呼ばれる短いお経だけお願いされる方や、火葬前に手を合わせる時間を大切にされる方もいらっしゃいます。「制度上は必須ではない」一方で、ご家族のお気持ちに合わせて部分的に加えることもできます。
身元不明や引き取り手のいない方の場合(行旅死亡人)、自治体がご搬送・ご安置・手続き・火葬を行います。人が亡くなられたあとに最低限必要となる流れ自体は、実はかなりシンプルです。
生活保護制度の中には「葬祭扶助」という仕組みがあります。生活保護受給者ご自身がご葬儀を執り行わなければならず、費用負担が難しい場合に、自治体が一定範囲の費用を支援する制度です。ここで想定される内容も、ご搬送・ご安置・火葬を中心とした非常にシンプルな形です。
こうした制度設計を見ると、直葬は特別なものというより、「人が亡くなられたあとに最低限必要な行為」に近いと捉えていただけます。
実際、直葬を選ばれるご家族は増えています。費用面の理由、高齢化、親族関係の変化、「大げさなことはしたくない」というご本人の希望など、背景はさまざまです。
一方で、火葬が終わってから次のような声が出ることがあります。
ご葬儀は「一からやり直す」ことができません。直葬は本来「必要なことを極限まで削ぎ落とした形」だからこそ、費用だけではない視点が必要になります。
想送庵カノンの個室安置をご利用いただくと、直葬という形をとりながらも、ご家族や近しい方が落ち着いて故人さまと過ごせる時間を確保できます。「火葬までの数日」を「ただ待つ時間」ではなく「お別れの時間」として整えることができます。
安置期間中は、長い時間帯にご家族・ご友人と面会していただけます。「直葬だけれど、近しい方には会いに来てほしい」というご希望にも柔軟に対応します。
直葬は「ただ火葬するだけ」ではありません。ご搬送・ご安置・手続き・火葬予約・火葬という、人が亡くなられたあとに必要な工程があります。
そして宗教儀礼やお別れの時間は、そこに「加えること」も「省略すること」もできます。それが直葬という形の本当の姿です。
想送庵カノンは、東京都葛飾区で滞在型の安置施設を運営しています。直葬という形を選ばれる場合でも、後悔の少ないお見送りに整えるためのご相談をお受けしています。
一般的にはそのように説明されることが多いですが、実際にはご搬送・ご安置・役所手続き・火葬場予約・火葬という工程が最低限必要です。お通夜や告別式などの儀式を省略し、最低限の工程に絞ってシンプルに送る形が直葬です。
多くの場合、必要になります。現在は亡くなられてすぐに火葬できるケースが少なく、火葬場の混雑・役所手続き・法律上の経過時間(24時間以上経過してからの火葬)などの理由で、一定期間の安置が発生することが一般的です。
制度上・法律上は問題ありません。読経をしない・戒名を付けない・宗教儀式を行わない、という選択も可能です。一方で「短いお経だけお願いしたい」「火葬前に手を合わせる時間がほしい」とご希望される方もいらっしゃいます。
一般的には10万〜30万円程度が目安とされます。ただし、安置日数・搬送距離・火葬料金・面会のご希望・深夜対応などで変動します。表示価格とは別に追加費用が発生する場合もあるため、「総額に何が含まれているか」を事前にご確認いただくのが安心です。
人によります。「シンプルでよかった」「ご本人のご希望に合っていた」という方も多くいらっしゃる一方、「あまりにも短時間で実感が持てなかった」「親族への説明が難しかった」という声もあります。費用だけでなく、どんな時間を持ちたいかを併せてご検討いただくと、後悔の少ない形に近づきます。
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お急ぎの方、ご依頼の方はお電話ください(24時間365日 対応)
あなたを忘れない株式会社
代表取締役 三村 麻子(みむら あさこ)
<想送庵カノン(滞在型安置施設)の運営>
故人と家族が「最後に過ごす時間を大切にする」セレモニーホール
<専門学校>
東京ホスピタリティ・アカデミー
葬祭ディレクター学科 講師
<供養コンシェルジュ>
供養コンシェルジュ協会 理事/講師
<看取りサポートのパイオニア>
高齢者を支える家族に
「疲れない介護」「家族が幸せになる看取りと葬送」を提案。
【看取りの水先案内人として幅広く活動】
家族に深く寄り添う相談スタイルで、
生前のご相談から、お見送りのあとのグリーフケアまで
多数の相談実績と活動歴を持つ終活の専門家。
2004年に葬儀式場の運営に携わって以来、
葬送の現場に立ち続けている。
2019年には、安置と面会に重きを置いた施設として
想送庵カノンを開設。
<サポート内容>
生前整理、介護、葬儀、供養、遺品整理、グリーフケア
<著書>
・初めて喪主になる人のための親を心から見送る葬儀ガイド
・親が死んだ5分後にあなたがしなければならないこと
・離れて暮らす親と上手に付き合うための本
・親には一人暮らしをさせなさい
・親の老後に寄り添うために知っておきたいこと
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