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監修:三村 麻子(あなたを忘れない株式会社 代表取締役)
「こんなはずじゃなかった」――葬儀のあとに、そう感じるご家族は少なくありません。
でも、その後悔の原因は、担当者や葬儀社個別の問題であるとは限らないのです。多くは、葬儀業界全体の「構造」から生まれています。
この記事では、想送庵カノンが、なぜ葬儀で後悔が起きやすいのか、その仕組みをやさしく解説します。構造を知るだけで、選び方は変わります。

葬儀社の役割は、式の進行だけではありません。
亡くなったあとに必要となる品々を手配し滞りなく準備するなど、ほぼすべてを一手に担う「総合プロデュース業」です。
つまり、提案する内容がそのまま売上につながる構造になっています。遺族は選んでいるつもりでも、実際には「提案に沿って決まっていく」ことが多いのです。
ここに、後悔の入り口があります。
葬儀費用というと、棺や祭壇といった”モノ”に目が向きがちです。でも実際に費用の大部分を占めるのは、人件費と時間の対価です。
これらはすべて、人の手で行われます。故人を納めた柩は、一人では運べません。短期間で確実に準備するために、余裕を持った人員配置が前提になっています。
葬儀は「モノの商売」ではなく、「人と時間を動かすサービス」なのです。
ではなぜ、多くの人が葬儀を「高い」と感じるのでしょうか。
理由は、人件費が”見えにくい”からです。
どれだけの人が関わり、どんな動きをしているのかは、遺族の側からは見えません。その結果、「何にお金がかかっているのかわからない」という不信感につながります。
見えないからこそ、説明を求めることで納得感が変わります。
現在の葬儀の形は、かつての「社会的イベントとしての葬儀」をベースにしています。
しかし今は、家族葬や小規模化が主流になりつつあります。
一般葬には「社会に対して故人をきちんと送ったことを見せる」意味があり、家族葬は「個人としてのお別れ」に焦点があります。意味合いが大きく異なるものなのです。
それでも業界の前提が変わっていないと、家族葬が「一般葬の小規模版」として扱われ、現代のニーズとのズレが生まれてしまいます。
葬儀業は、人が打ちのめされている時に寄り添い伴走する、専門性の高い仕事です。その一方で、あからさまに商業的な広告はそぐわないため、次のような特徴があります。
いわば、外から見えにくい”ギルド的な構造”です。この閉鎖性が、遺族を置き去りにし、「よくわからないまま進んでいく不安」を生みます。
ここまでをふまえると、葬儀での後悔の多くは「サービスの質」そのものではなく、「葬儀社の提案」と「遺族の望み」のズレから生まれていることが見えてきます。
それなのに、気づけば違う形になっている。このミスマッチが、後悔として残ります。
実際にご家族からよくお聞きするのは、「あのとき、ほんの少し気になったけれど言い出せなかった」というお声です。祭壇の花の色、ご僧侶への挨拶のタイミング、参列者へのお声かけの順番など、一つひとつは小さなことでも、後から振り返ると「もう少し自分たちらしくできたかもしれない」と感じられるかもしれません。
こうした違和感は、葬儀社が「悪い」のではなく、短い時間の中でご家族が要望を言葉にしきれない構造から生まれています。だからこそ、打ち合わせの段階で「気になったらその場でおっしゃってください」と一言かけてくださる葬儀社かどうかは、安心してお任せできるかの大きな目安になります。想送庵カノンでは、ご家族の小さなお気持ちの揺れも、遠慮なくお伝えいただけるようにお迎えしています。
葬儀社は、実に頼りになる存在です。でも完全に任せきってしまうと、構造上どうしても”提案主導”になります。
だからこそ、次の3つだけでも意識しておくことが大切です。
主導権を完全に手放さないこと。それだけで、ミスマッチはずいぶん減ります。
「選ぶ」と言われても、何をどう選べばよいのかとお悩みの方もいらっしゃいます。まずは難しく考えず、次の3つの視点でご家族の気持ちを言葉にしてみてください。
1つ目は、「どなたを、どのくらいお呼びしたいか」。ご家族だけで静かにお見送りされたいのか、生前親しくされていた方々にもお声がけしたいのか――人数の規模が決まると、自然と式の形も見えてきます。
2つ目は、「どんな時間を過ごしたいか」。ゆっくりお別れの時間を取りたいのか、儀式は簡素にしてご家族で語らう時間を大切にされたいのか、ご本人らしい音楽や写真を取り入れたいのか――時間の過ごし方が、式の中身を決めていきます。
3つ目は、「ご予算と納得の優先順位」。費用は限られていても、何にお金をかけ、何を簡素にするかをご家族で話しておくと、当日「もっとこうすればよかった」というお気持ちが残りにくくなります。この3つを葬儀社に率直にお伝えいただくだけで、提案の方向性は大きく変わってきます。
想送庵カノンは、東京都葛飾区立石にある総合葬祭場です。家族葬・直葬・一般葬のすべてに対応し、形式を押し付けることはありません。
「こうあるべき」ではなく、ご家族が納得できる形を一緒に考えます。
A. 葬儀費用は、棺や祭壇などの「モノ」だけでなく、搬送・打ち合わせ・進行・設営といった人件費が大きく関わっています。短期間で確実に準備するために、人員を余裕をもって配置する必要があり、結果として費用が高くなりやすい構造になっています。
A. はい、珍しいことではありません。葬儀は時間が限られ、精神的にも余裕がない中で進むため、提案に沿って決まるケースが一般的です。事前に「何を大切にしたいか」を少し考えておくだけで、流されにくくなります。
A. あります。料金体系や提案の仕方、重視する葬儀のスタイルは葬儀社ごとに異なります。ただし業界全体として比較がしづらい構造があるため、違いが見えにくいのが実情です。
A. 問題ありません。葬儀は自由度の高いサービスなので、不要なものは外せます。遠慮せずに「これは必要ですか?」「省くとどのようになりますか?」と確認することで、納得できる内容と費用に近づけられます。
A. できるだけ具体的に確認するのがおすすめです。特に、人件費やサービス内容は見えにくいため、「何にどれくらいかかっているのか」を聞くことで、納得感が大きく変わります。
想送庵カノンでは、家族葬・直葬・一般葬すべてに対応しています。費用の内訳や、何を省けるか・何を残すかなど、ご家族の希望に沿ってご説明します。形式の押し付けはいたしません。お気軽にご相談ください。
▶ 想送庵カノン(東京都葛飾区立石):https://sousouankanon.com/
葬儀社側の問題は、誰かが悪いという単純な話ではありません。葬儀社の多くは善良で、遺族の力になりたいと考えています。
ただ、葬儀社の提案と遺族の要望にズレが生じやすく、その結果「後悔が生まれやすい構造」になっているのです。
構造を少しでも理解しておくことで、次のような変化が生まれます。
葬儀のかたちに「正解」はありません。大切なのは、形式ではなく「自分たちの納得」ではないでしょうか。
お急ぎの方、ご依頼の方はお電話ください(24時間365日 対応)
あなたを忘れない株式会社
代表取締役 三村 麻子(みむら あさこ)
<想送庵カノン(滞在型安置施設)の運営>
故人と家族が「最後に過ごす時間を大切にする」セレモニーホール
<専門学校>
東京ホスピタリティ・アカデミー
葬祭ディレクター学科 講師
<供養コンシェルジュ>
供養コンシェルジュ協会 理事/講師
<看取りサポートのパイオニア>
高齢者を支える家族に
「疲れない介護」「家族が幸せになる看取りと葬送」を提案。
【看取りの水先案内人として幅広く活動】
家族に深く寄り添う相談スタイルで、
生前のご相談から、お見送りのあとのグリーフケアまで
多数の相談実績と活動歴を持つ終活の専門家。
2004年に葬儀式場の運営に携わって以来、
葬送の現場に立ち続けている。
2019年には、安置と面会に重きを置いた施設として
想送庵カノンを開設。
<サポート内容>
生前整理、介護、葬儀、供養、遺品整理、グリーフケア
<著書>
・初めて喪主になる人のための親を心から見送る葬儀ガイド
・親が死んだ5分後にあなたがしなければならないこと
・離れて暮らす親と上手に付き合うための本
・親には一人暮らしをさせなさい
・親の老後に寄り添うために知っておきたいこと
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