お急ぎの方へ
24時間 365日 ご相談・ご依頼に対応

監修:三村 麻子(あなたを忘れない株式会社 代表取締役)
平成に入ってから俄然目にするようになった「永代供養」。15年前ごろまでは永代供養型のお墓(樹木葬・納骨堂を含む)を選ぶご家庭は祭祀継承者が不在など特別なご事情があるご家庭が主でしたが、直近5年間の調査では、新規に墓を購入(改葬を含む)した約50%のご家庭が永代供養墓を選んでいます。いまや永代供養墓という選択は、特別なことではなく一般的だということです。
しかし、その条件は様々で、契約内容を隅から隅まで熟読しないと落とし穴に陥ることもあるので、注意が必要です。
永代供養とは、お寺や霊園が家族に代わって遺骨の供養・管理・清掃を継続して行ってくれる仕組みです。承継者がいなくても安心してお墓を任せられるため、近年注目が高まっています。
昭和時代までの一般的なシステムは「永代使用」でした。一度だけ使用料を支払うことで墓地の使用権を永続的に得られますが、管理は使用者の責任となるため、祭祀継承者(管理責任者)が必要でした。
永代供養には3つのタイプがあり、費用も個別埋葬期間も大きく異なります。そして何より、合祀(ごうし)型を選ぶと「あとから遺骨を取り出すことはできない」という不可逆な現実があります。
ここでは、永代供養の種類と費用相場、契約前に必ず知っておきたい注意点を、想送庵カノンが、わかりやすくお伝えします。

永代という言葉には「長い年月」という意味があります。このことから「永遠」と受け取られがちですが、実際には供養施設ごとに個別埋葬の期間が定められているのが一般的です。
永代供養と表記する多くの寺院・霊園では、個別埋葬の期間を13年・17年・33年・50年などに区切り、その後に合祀(他の方の遺骨と一緒に納める)に切り替える方式を採用しています。
契約した一定の期間が過ぎれば、個別のお墓は無くなりますが、合祀という形で墓地が存続するかぎり供養は続きます。ただし「ずっとそのままにしてもらえる」と思い込んだまま契約してしまうと、後年「合祀されたあとは個別に手を合わせられない」と気づき、戸惑うご家族も少なくありません。
契約時には、個別埋葬の期間と合祀のタイミングをご確認いただくと安心です。
価値観の変化と少子化を背景に、永代供養は「お墓を持たない選択」ではなく「次の世代に引き継がない、新しい供養のかたち」として広がっています。
永代供養はおおまかに3種類に分けられます。費用感は地域や寺院によって幅がありますが、目安は次の通りです(参考:公益社団法人 全日本墓園協会/鎌倉新書「いいお墓」墓石・霊園相場調査 2024年)。
最初から他の方の遺骨と一緒に納める方式で、もっとも費用が抑えられます。
「遺骨を分けない・残さない」というご意思が固まっている方に向きます。価格の安さだけで選ぶと、あとからご親族の心情と合わず後悔されることもあります。
一定期間、骨壷のまま個別の棚や納骨壇に安置し、期間後に合祀へ移す方式です。
一般的なお墓と同じく墓石を建て、契約期間後に寺院が合祀してくれる方式です。
さらに、これらの永代供養にそれぞれ、樹木葬や納骨堂といった選択肢があります。
樹木の周囲に納める「樹木葬」、屋内ロッカー型の「納骨堂」など、近年人気のスタイルです。
上記はいずれも年間管理料が別途発生する場合があります。契約前に「総額」と「期間」を書面でご確認いただくことをおすすめします。
永代供養を考えるうえで、もっとも大切な前提があります。それは「合祀された遺骨は、二度と個別には取り出せない」という事実です。
合祀は、複数の方のご遺骨を一緒の場所に納める方式です。骨壷から出す形をとるため、物理的にどなたの遺骨かを区別できなくなります。
そのため、後日「やはり手元供養に切り替えたい」「分骨してほしい」と希望されても、寺院・霊園側で対応できません。これは費用や手続きの問題ではなく、構造的な不可逆性です。
永代供養を選ぶこと自体に良し悪しはありません。ただ、個別埋葬の契約期間が終われば合祀され「もし気持ちが変わっても戻せない」という前提を、ご家族と共有しておくことが大切です。
パンフレットの金額だけで決めず、ぜひ現地を訪れて、お参りする際の動線や空気感・管理状況などを、ご確認なさることを勧めます
永代供養は「ご本人の希望」と「残されるご家族の心情」の両方を大切にしてこそ、安らぎのある選択になります。
想送庵カノンでは、ご家族のお気持ちに寄り添いながら、後悔のないお見送りと供養のかたちを一緒に考えます。
想送庵カノンは、東京都葛飾区立石にある滞在型の安置施設です。
お見送りのあとの供養や納骨先について「どう選べばよいか分からない」と迷われたら、どうぞお気軽にご相談ください。ご家族のお気持ちと暮らしに合った供養のかたちを、一緒に考えていきます。
合祀という選択は、遺骨が他の方々と一つの場所にまとまることで「もう個別には会えない」という感覚を残されたご家族にもたらすことがあります。これは契約の不可逆性とは別に、ご家族の心に時間をかけて受け止めていく過程でもあります。初盆や一周忌など節目ごとにご家族で集まり、思い出を語る時間を持つことが、心の区切りにつながります。
また、永代供養を選んだあとも、住所変更や年忌法要の連絡先更新、家族構成の変化に伴う供養先への共有など、続けていく手続きがあります。寺院や霊園との連絡窓口を1名決めておくと、将来ご家族が代替わりしても情報が引き継がれやすくなります。永代供養は「任せて終わり」ではなく、ご家族の歩みとともに続いていく供養のかたちです。
納骨堂は遺骨を納める「場所」の名称で、永代供養は寺院・霊園が代わって供養を続けてくれる「仕組み」を指します。納骨堂の中に永代供養付きのプランが含まれる、という関係です。
はい、共同の供養塔や合祀墓に手を合わせることは可能です。ただし「個別の骨壷」へのお参りはできなくなります。
決まりはありません。お仏壇は故人を偲ぶ日々の場として、永代供養とは別の役割を持ちます。手元供養や写真と一緒に手を合わせる方も増えています。
個別埋葬期間中であれば、改葬許可証を取得して別の場所へ移すことが可能な場合があります。ただし合祀後は不可となります。
寺院・施設により宗派の制限は大きく異なります。檀家になる必要がある場合と、宗派不問で受け入れる場合があります。霊園・公営墓地は宗派不問が多めです。契約前にご確認いただくと安心です。
お急ぎの方、ご依頼の方はお電話ください(24時間365日 対応)
あなたを忘れない株式会社
代表取締役 三村 麻子(みむら あさこ)
<想送庵カノン(滞在型安置施設)の運営>
故人と家族が「最後に過ごす時間を大切にする」セレモニーホール
<専門学校>
東京ホスピタリティ・アカデミー
葬祭ディレクター学科 講師
<供養コンシェルジュ>
供養コンシェルジュ協会 理事/講師
<看取りサポートのパイオニア>
高齢者を支える家族に
「疲れない介護」「家族が幸せになる看取りと葬送」を提案。
【看取りの水先案内人として幅広く活動】
家族に深く寄り添う相談スタイルで、
生前のご相談から、お見送りのあとのグリーフケアまで
多数の相談実績と活動歴を持つ終活の専門家。
2004年に葬儀式場の運営に携わって以来、
葬送の現場に立ち続けている。
2019年には、安置と面会に重きを置いた施設として
想送庵カノンを開設。
<サポート内容>
生前整理、介護、葬儀、供養、遺品整理、グリーフケア
<著書>
・初めて喪主になる人のための親を心から見送る葬儀ガイド
・親が死んだ5分後にあなたがしなければならないこと
・離れて暮らす親と上手に付き合うための本
・親には一人暮らしをさせなさい
・親の老後に寄り添うために知っておきたいこと
監修者のプロフィールを見る
当サイトに掲載する画像、文章、ロゴ等の
無断転載・転用をお断りしております