想送庵カノンが大切にしていること|最後の時間を一緒に過ごせる場所

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監修:三村 麻子(あなたを忘れない株式会社 代表取締役)

ご逝去のあとに訪れる火葬までの時間は、ご家族にとって愛しい故人の顔を見て過ごせる、かけがえのない時間です。想送庵カノンは、大きな悲しみの中でもその時間を心のままに、大切な方のおそばで過ごしていただくために生まれた施設です。東京都葛飾区立石で、滞在型のご安置と少人数のご葬儀にご利用いただいています。

この記事では、想送庵カノンが何を大切にし、どのような場所をご用意しているのかをまとめました。
これからご葬儀やご安置の場所を検討されるご家族さま、そして取材・連携をお考えのみなさまへ、私たちの想いをお伝えします。

目次

想送庵カノンが大切にしていること

青空のもとに立つ想送庵カノンの外観。シンボルマークを掲げた時計塔が目印の4階建てで、葛飾区立石の住宅街に溶け込む落ち着いた佇まい
想送庵カノン 外観(葛飾区立石)

「守りたいのは、時間」という想い

想送庵カノンの理念をひと言で表現すると「守りたいのは、時間」です。

お亡くなりになった瞬間に、すべてが終わるわけではありません。大切な人を看取った後、最後にもう一度顔を見たい、手にふれたい、もっとそばにいたい。そんな気持ちが湧き上がるのはごく自然なことです。

ところが、東京にはこの想いを叶える場所がありません。そこで、私たちは「亡き人とご家族が共に過ごすための滞在施設」想送庵カノンをつくりました。

ご遺体を「単に預かり安置する」ための場所ではなく、ご家族やご友人が一緒に過ごすための施設である。この一点を、開設以来ずっと大切にしています。

三村 麻子

亡き人の顔を見ていられる時間は、そう長くはありません。お骨になるまでの、ほんの僅かな時間です。
だからこそ、顔を見て過ごせる時間を大事にして頂きたいと思っています。

ゆっくりとした時間の中で、想いをもって送る場所。それが「想送庵カノン」です。

想送庵カノンという名前の由来|香と音に込めた祈り

想送庵カノンの「カノン」は、「香」と「音」と書きます。
古来より、人は人を偲ぶとき香を焚きました。声にして祈りを捧げました。香と音が、亡き人に届くと思うからです。

そして、すべての人を救う観音さま。
輪唱を表す、カノン形式のカノン。

皆さまの想いが織りなされますように。想送庵カノンという名前には、そんな祈りを込めています。

遺族経験を持つスタッフがいます

想送庵カノンのスタッフには、自分自身が大切な方を見送った経験を持つ者が多くいます。
「もう少しそばにいたかった」「時間に追われて、悲しむことができなかった」という想いを抱えてきたからこそ、ご家族が言葉にしにくい不安にも、静かに耳を傾けることができます。

私たちは、葬儀の進行を一方的にご案内するようなことはしません。ご家族が「いま、何をしたいか」を一緒に考え、必要な準備をそっと整えるお手伝いをしています。

私たち想送庵カノンのスタッフが遺族になって思った事

遺族にとって弔いは、通夜や葬儀などの儀式の時間だけではないということでした。
看取ってから、すべての時間が弔いなのです。

一連の儀式が終わり落ち着いたとき、「安置期間」とは、もう二度と顔を見ることが叶わない愛しい故人と過ごすことができる宝物のような時間だったと気が付きました。

その時間はかけがえのない大切な時間でした。

遺族になったとき、私たちは故人の体を大切にして欲しいと思いました。
丁寧に扱って欲しいと思いました。顔や手にふれたいと思いました。
お気に入りのお洋服を着せたいと思いました。髪を洗ってあげたいと思いました。

ご遺体になっても遺族にとっては生きているときと何も変わりません。
その想いを経験したから・・・私たちは故人さまに対して丁寧に接するのです。

おひとりおひとりの悲しみと向き合う個室の時間

想送庵カノンの個室では、ご家族やご友人が、それぞれの時を慈しみながら過ごされています。

ある方は個室に鍵をかけて、初めて出すことのできる感情があり、
ある方は故人さまとの本来の関係である「娘」と「おかあさん」に戻る。
ある方は初めて親の慟哭(どうこく)を見て、自分の親がまたその親の子であること、受け継がれた愛の端にいる自分を知る。
ある方は思い出の本を分かち合い、
試合の勝利を約束し、
秘密を告白する。

そのようなひとつひとつを持つことは、追い立てられる時間や、プライバシーのない空間では難しいと思います。
想送庵カノンが大事にしたいのは、そうしたおひとりおひとりの悲しみとの向き合い方、その方なりの過ごし方です。それは年齢に関係なく、死について考えること、ひいては、どのように生きていくかを考えることにつながっているからです。

残された人が、それからの生をどのように生きるかを見つめる最初の時間。そう思うから、私たちはご面会やお付き添いのゆっくりとした時間を大事にしているのです。

想送庵カノンの4つの特徴

木目の壁に想送庵カノンのロゴをあしらった1階フロント。白い受付カウンターに胡蝶蘭が飾られ、間接照明が柔らかくご家族を迎える空間

想送庵カノンには、一般的な葬儀会館や安置施設とは少し違う特徴がいくつかあります。ここでは、最も特徴的なことを4つご紹介します。

特徴

すべての面会は個室で

ご面会は、必ず個室でご案内します。広い面会ホールで他のご家族と隣り合うことはありません。お声がけのタイミング、お顔の見せ方、ご家族同士の会話。すべて、その部屋のなかでご家族のペースで進めていただけます。

葬儀社の打ち合わせ、僧侶や神職とのやりとり、ご親族との相談ごとも、面会しながら個室のなかで落ち着いて進められます。

大切な人の死や葬儀に関わることで、人は何かを学び、それはその後の人生にも影響を与えるものだと、想送庵カノンは考えています。儀式の有無や費用の多い少ないには関係ありません。その関わりを持つためには、時間を気にせずにいられること、そして何より、プライバシーの守られた空間が必要です。ご面会をすべて個室にご案内しているのは、そのためです。
可能であれば、お孫さん方にも故人さまに接していただき、ご自身の命のルーツについて考える機会にしていただければと思います。

特徴

10時から20時までいつでも面会できます

面会時間は、毎日10時から20時(最終入館は19時30分)です。この時間内であれば、ご家族のご案内に従い、どなたでも、何度でもお越しいただけます。
「夕方にもう一度顔を見に行きたい」「お孫さんの学校が終わってから一緒に行きたい」というご希望にも添えるよう、ゆるやかな時間設定にしています。

なお滞在型のお部屋(スタジオ・デラックス・ジュニアスイート・カノンルーム)をお選びいただいた場合は、夜間もそのままおそばでお付き添いいただけます。

アネックス(冷蔵安置室)でご安置の場合は、面会室でのご面会となり、事前のご予約が必要です。

特徴

6種類のお部屋から選べます

ご家族の人数、ご予算、滞在の希望時間に合わせて、6種類のお部屋からお選びいただけます。

スクロールできます
お部屋広さ主な用途想定人数
アネックス
(冷蔵安置室)
ご安置のみ
(面会は別室)
1日1回30分最大6名
スタンダード 15㎡日中の個室面会数名
スタジオ 30㎡ ご安置+少人数のご葬儀概ね5名まで
デラックス45㎡ご安置+家族葬概ね10名まで
ジュニアスイート60㎡ お食事を伴う滞在概ね20名まで
カノンルーム150㎡リビング感覚で長時間ご滞在40席分の着席対応

\ 詳しい料金や設備のご案内 /

特徴

共用のオープンラウンジを各階にご用意

お部屋にこもりきりにならず、少し息を整える時間を持っていただきたいとの思いから、各階には、ご家族が一息つけるオープンラウンジを設けています。
お子さまが少し動き回れるゆとりを確保した空間には、ウォーターサーバー、コーヒーマシンなどのフリードリンク(無料)をご用意しています。

三村 麻子

オープンラウンジは、各階のエレベーター前にあります。
「お気持ちを整える時間」や「お子さまの気分転換」の場所としてお使いください。

想送庵カノンが生まれた背景

幾何学模様の木目壁に灯る格子デザインの照明。ゆっくりとお別れの時間を過ごせるよう細部までしつらえた想送庵カノンの内装ディテール

近年、ご逝去後にご自宅へ戻れないケースが増えています。マンションのエレベーターの大きさや動線、ご近所への配慮、ご家族の負担はもとより、そもそも自宅を処分して施設での介護費用を賄っていて、帰るべき「自宅」がないなど。さまざまな理由で「自宅安置」が難しくなり、「死後帰宅難民」という言葉まで生まれました。

「自宅に代わる、一緒に過ごせる場所」を

私たちは、自宅に戻れないことが、お別れの時間まで奪う理由になってはいけないと考えました。ご家族がそばにいられる時間、お声がけできる時間、夜を共に過ごす時間。これらを失わないために、自宅の代わりになる場所として想送庵カノンを設計しています。

施設のなかは、できるだけ「葬儀場らしく」ないことを心がけました。落ち着いた色合いのインテリア、自宅のようなリビング、温かなライティング。ご家族にとって「お悔やみの言葉だけが行き交う場」ではなく、「日常の延長で、ゆっくりとお別れができる場」になることを目指しています。

葛飾区立石という街を愛しく思っています

想送庵カノンは、東京都の東の端、葛飾区立石に位置しています。再開発が進む中でも下町情緒を残し、人と人とのつながりが息づく街です。

「想送庵カノン」は開設以来、立石の地域の皆さまに支えられてきました。
葛飾区の活動については、「葛飾区に根ざして」もあわせてご覧いただけます。温かく見守ってくださった立石の町、葛飾区への感謝の想いを形にしていく取り組みを行っています。

よくあるご質問(FAQ)

想送庵カノンは葬儀社ですか?

想送庵カノンは、滞在型のご安置と少人数のご葬儀を行う施設です。ご葬儀の進行は、ご家族が選ばれた葬儀社さま、または当施設の契約葬儀社と連携して行います。施設だけのご利用も可能です。

葛飾区以外からも利用できますか?

はい。葛飾区外、東京都外のご家族さまにも多数ご利用いただいています。
お住まいから距離があっても、「故人とゆっくり過ごせる場所」を求めて中央区・港区・千代田区はもちろん、大田区や練馬区といった地域の方々もご利用くださっています。

子連れでも大丈夫ですか?

もちろんです。お子さま専用のスペースこそありませんが、個室とオープンラウンジを活用しながら、お子さまにとっても無理のないお別れの時間を過ごしていただけます。ご希望があれば、過ごし方のご相談にも応じます。

面会は何回までできますか?

アネックス(冷蔵安置室)の場合は1日1回30分、6名が基本です。スタンダードルームなどの個室をご利用の場合は、面会回数の制限はありません。10時から20時のあいだ、何度でもお越しいただけます。

取材や見学を受け付けていますか?

一般のお客様に対して、葬儀の事前相談などでのご見学をお受けしています。また、メディア取材、葬儀社さま・士業のみなさまからの取材・見学もお受けしています。
ご家族のお見送りを最優先する運営方針のため、事前にご予約をお願いしています。ご予約は、お電話またはお問い合わせフォームから承っております。

まとめ|想送庵カノンは最後の時間を一緒に過ごせる場所

  • 理念は「守りたいのは、時間」=預かる施設ではなく一緒に過ごすための施設
  • 面会はすべて個室・毎日10時から20時まで何度でも面会可能
  • 人数や予算に合わせて選べる6種類のお部屋(冷蔵安置室のアネックスから150㎡のカノンルームまで)
  • 遺族経験を持つスタッフが言葉にしにくい不安にも静かに寄り添う体制
  • 各階にフリードリンクを備えたオープンラウンジを用意
三村 麻子

私たちには、忘れたくない人がいます。
想送庵カノンは、これからも「守りたいのは、時間」という想いを大切にしてまいります。
ご見学やご相談はお気軽にどうぞ。

ご相談はお電話( 0120-717-372 無料)
またはお問い合わせフォームからどうぞ

お急ぎの方、ご依頼の方はお電話ください(24時間365日 対応)

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この記事の監修者

三村 麻子のアバター 三村 麻子 看取りの水先案内人

あなたを忘れない株式会社
代表取締役 三村 麻子(みむら あさこ)

<想送庵カノン(滞在型安置施設)の運営>
故人と家族が「最後に過ごす時間を大切にする」セレモニーホール

<専門学校>
東京ホスピタリティ・アカデミー
葬祭ディレクター学科 講師

<供養コンシェルジュ>
供養コンシェルジュ協会 理事/講師

<看取りサポートのパイオニア>
高齢者を支える家族に
「疲れない介護」「家族が幸せになる看取りと葬送」を提案。

【看取りの水先案内人として幅広く活動】
家族に深く寄り添う相談スタイルで、
生前のご相談から、お見送りのあとのグリーフケアまで
多数の相談実績と活動歴を持つ終活の専門家。

2004年に葬儀式場の運営に携わって以来、
葬送の現場に立ち続けている。
2019年には、安置と面会に重きを置いた施設として
想送庵カノンを開設。

<サポート内容>
生前整理、介護、葬儀、供養、遺品整理、グリーフケア

<著書>
・初めて喪主になる人のための親を心から見送る葬儀ガイド
・親が死んだ5分後にあなたがしなければならないこと
・離れて暮らす親と上手に付き合うための本
・親には一人暮らしをさせなさい
・親の老後に寄り添うために知っておきたいこと

監修者のプロフィールを見る

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