お急ぎの方へ
24時間 365日 ご相談・ご依頼に対応

監修:三村 麻子(あなたを忘れない株式会社 代表取締役)
人が亡くなったあとに、故人さまの尊厳を守るためのさまざまなケアがあります。その中でも、病院や介護施設で亡くなられた際に行われるのが「エンゼルケア」です。
葬儀の仕事に携わっていると耳にする機会の多い言葉ですが、一般の方には馴染みが薄く、「湯灌やエンバーミングと何が違うの?」と思われることも少なくありません。
この記事では、エンゼルケアとは何か、その目的や内容、他のご遺体ケアとの違いについて分かりやすく解説します。

エンゼルケアとは、亡くなられた後に病院や介護施設などで行われる死後のケアのことです。
「死後処置」や「死後ケア」と呼ばれることもありますが、近年では故人さまの尊厳やご家族への配慮を重視し、「エンゼルケア」という呼び方が広く使われています。
特徴的なのは、エンゼルケアが医療・介護現場で行われるケアであるという点です。
葬儀社が行う湯灌や納棺、エンバーミングなどとは異なり、病院や介護施設の看護師や医療職が中心となって実施します。
病院や施設でお亡くなりになった場合、多くのケースでエンゼルケアが行われます。
エンゼルケアの内容は施設によって異なりますが、一般的には次のようなケアが行われます。
また、エンゼルケアの大きな特徴として、医療的な処置を含むことが挙げられます。
例えば、
などです。
これらは、湯灌や納棺といった葬儀に関連するご遺体ケアとは性質が異なり、医療・介護現場だからこそ行われるケアといえるでしょう。
エンゼルケアは亡くなられた後に行われるケアであるため、健康保険や介護保険の対象外となります。
費用の取り扱いは病院や施設によって異なり、入院費や施設利用料とは別に請求されます。内容や費用について気になる場合は、事前に病院や施設へ確認しておくと安心です。
「エンゼルケアをするかどうか選べるのですか?」というご質問をいただくことがあります。
実際には、多くの病院や施設では入院時や入所時の同意書などに基づき、エンゼルケアを実施する運用となっています。
そのため、実務上は「やるか、やらないか」をその場で選択するケースは多くありません。
もちろん施設によって運用は異なりますが、エンゼルケアは医療・介護の一連の流れの中で行われるものと考えると分かりやすいでしょう。
結論から言うと、エンゼルケアを行ったからといって、他のご遺体ケアが不要になるわけではありません。
なぜなら、エンゼルケアは主に死後直後の身支度や医療的処置を目的としたケアであり、その後に起こるお身体の変化への対応を目的としていないからです。
人のお身体は、亡くなられた後も時間の経過とともに変化していきます。
そのため、
など、状況に応じて別のご遺体ケアが必要になるのが普通です。特に、お別れまで数日ある場合や、ご自宅で安置される場合には、適切な保全ケアが重要になります。
エンゼルケアは、ご逝去後に行われるケアの終着点ではなく、むしろ始まりに近いケアといえるかもしれません。
エンゼルケアは、病院や介護施設で故人さまのお身体を整え、ご家族へお返しするための最初のケアという位置づけです。
その後のお別れの時間を穏やかに過ごすために、必要に応じて湯灌や納棺、保全処置などのご遺体ケアが続いていきます。
最初のバトンを受け持つのが医療・介護の現場であり、そのバトンを受け取ってお見送りへとつないでいくのが葬送の現場です。
エンゼルケアとは、単なる死後処置ではありません。故人さまへの敬意と、ご家族への配慮が込められた、医療から葬送への橋渡しともいえる大切な営みなのです。
エンゼルケアとは、病院や介護施設で亡くなられた後に行われる死後のケアのことです。お身体を整えるだけでなく、点滴や挿管チューブの抜去など、医療的な処置を含むのが特徴です。
病院では看護師、介護施設では看護職員など医療職が行うことが一般的です。葬儀社が行う湯灌や納棺とは異なり、医療・介護現場で実施されるケアです。
いいえ。エンゼルケアは亡くなられた後に行われるため、健康保険や介護保険の適用外です。費用や内容は病院や施設によって異なります。
施設によって運用は異なりますが、多くの場合は入院時や入所時の同意書に基づいて実施されており、実務上は「やる・やらない」を選択するケースは多くありません。
いいえ。エンゼルケアは死後直後の身支度や医療的処置が中心であり、その後のお身体の変化に対応するものではありません。保湿・冷却・保全処置や、湯灌、エンバーミングなどが必要になる場合があります。
エンゼルケアは、病院や介護施設で行われる死後の最後のケアです。医療的な処置を含み、故人さまのお身体を整え、ご家族にお返しする役割を担います。
ただし、エンゼルケアだけで完結するものではなく、その後の安置や葬送に向けて湯灌・冷却・死化粧・エンバーミングといったご遺体ケアが続いていきます。
想送庵カノンでは、医療現場から葬送現場へつなぐこの「橋渡し」を大切に受け取り、ご家族が穏やかにお別れの時間を過ごせるよう寄り添ってまいります。
ご遺体ケアやご安置・ご面会についてのご相談は、想送庵カノンへお気軽にお寄せください
本シリーズ「想送庵カノン ご遺体ケアシリーズ(全5回)」は以下の記事で構成されています。あわせてご覧ください。
お急ぎの方、ご依頼の方はお電話ください(24時間365日 対応)
あなたを忘れない株式会社
代表取締役 三村 麻子(みむら あさこ)
<想送庵カノン(滞在型安置施設)の運営>
故人と家族が「最後に過ごす時間を大切にする」セレモニーホール
<専門学校>
東京ホスピタリティ・アカデミー
葬祭ディレクター学科 講師
<供養コンシェルジュ>
供養コンシェルジュ協会 理事/講師
<看取りサポートのパイオニア>
高齢者を支える家族に
「疲れない介護」「家族が幸せになる看取りと葬送」を提案。
【看取りの水先案内人として幅広く活動】
家族に深く寄り添う相談スタイルで、
生前のご相談から、お見送りのあとのグリーフケアまで
多数の相談実績と活動歴を持つ終活の専門家。
2004年に葬儀式場の運営に携わって以来、
葬送の現場に立ち続けている。
2019年には、安置と面会に重きを置いた施設として
想送庵カノンを開設。
<サポート内容>
生前整理、介護、葬儀、供養、遺品整理、グリーフケア
<著書>
・初めて喪主になる人のための親を心から見送る葬儀ガイド
・親が死んだ5分後にあなたがしなければならないこと
・離れて暮らす親と上手に付き合うための本
・親には一人暮らしをさせなさい
・親の老後に寄り添うために知っておきたいこと
監修者のプロフィールを見る
当サイトに掲載する画像、文章、ロゴ等の
無断転載・転用をお断りしております