第12回カノンカフェ開催レポート|親の看取りと弔いへの備え方

第12回カノンカフェのアイキャッチ画像。親のための終活 看取り編、弔いまでの備え方をテーマに開催しました

監修:三村 麻子(あなたを忘れない株式会社 代表取締役)

2024年10月26日(土)、想送庵カノンで第12回カノンカフェを開催しました。テーマは「親のための終活 看取りと弔い編」です。

前回の介護編に続く回として、人生の最期をどのように迎え、どのように送り出すのかを扱いました。今回も多くの皆さまにご参加いただき、終始あたたかな雰囲気のなかで語り合う時間となりました。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

目次

開催概要

開催日時

2024年10月26日(土)10時から12時

会場

想送庵カノン
〒124-0012 東京都葛飾区立石8-41-8
TEL:03-5875-7381

アクセス

京成線「青砥駅」より徒歩約12分。お車でお越しの方は、近隣のコインパーキングをご利用ください。

参加費

無料です。お飲み物と茶菓をご用意しました。

個別相談

セミナー終了後、ご希望の方を対象に約30分の個別相談を実施しました(先着2組・事前申込制)。

第12回カノンカフェの告知チラシ。2024年10月26日開催、テーマは親のための終活 看取りと弔い編

今回のテーマ

親御さまがお元気なうちは、終活という言葉に抵抗を感じる方が少なくありません。

けれども、いざ介護や看取りが始まると、気持ちの整理が追いつかないまま判断を迫られる場面が次々と訪れます。看取りの最中に葬儀社を探し、火葬場を押さえ、誰に知らせるかを決める。その状態で最善の選択をするのは、どなたにとっても難しいことです。

第12回では、看取り、弔い、お葬式、供養という4つのテーマを一つの流れとして扱いました。ばらばらの知識としてではなく、つながったものとして知っていただくことが、後悔の少ないお別れにつながると考えたからです。

セミナーの内容

親を看取る覚悟は心の準備から始まる

看取りは、ある日突然始まるものではありません。ご家族の心の準備から始まります。

いつか必ず訪れるその時に向き合うために、ご家族として大切にしたい考え方をお伝えしました。覚悟という言葉は重く響きますが、実際には「その日が来ることを前提に今日を過ごす」という程度のことです。それだけで、伝えたい言葉を先延ばしにしなくなります。

なぜ弔いをするのかを知る

弔いについては、形式の話ではなく、その本来の意味からお話ししました。

なぜ弔いをするのかを知ると、形式だけにとらわれない自分たちらしいお別れの形が見えてきます。逆に意味がわからないまま形だけを整えようとすると、費用も手間も判断の基準がなくなってしまいます。

今の家族に本当に必要なお葬式とは

お葬式については、昔からこうだからという理由で決めないでほしいとお伝えしました。

ご家族の人数も、お付き合いの範囲も、住んでいる場所も、以前とは変わっています。今のご家族にとって何が必要で何が不要なのかを、一度ご自身の目で見直していただきたいというお話をしました。

後悔しない葬儀社選びのポイント

葬儀社を選ぶ際に確認したい点も、あわせてご紹介しました。

見積もりの内訳を丁寧に説明してくれるか、事前相談に時間を割いてくれるか、急かさずに考える時間をくれるか。事前相談は内容を聞くためだけでなく、その葬儀社の姿勢を見る機会でもあります。

供養は義務ではなく想うための時間

最後に供養について取り上げました。

供養は、遺された方がしなければならないものではありません。大切な方を想うための時間です。お寺との付き合い方や現代の供養の考え方についてもお話ししました。想送庵カノンでは毎年「みんなの供養祭」を開催しており、ご家族だけで抱え込まずに手を合わせていただける機会もご用意しています。

看取りのあと、ご家族が最初に直面するのがご逝去当日の動きです。その日に何が起こり、何をすればよいのかは、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

当日の様子

終活というテーマは重く感じられがちです。それでもカノンカフェでは、今だからこそ考えられることを皆さまと共有しながら、和やかな雰囲気で進みました。

講義中は皆さまが真剣に耳を傾け、メモを取りながら熱心に学ばれる姿が印象的でした。終了後にも質問やご相談が多く寄せられ、それぞれのご家庭に合わせた終活を考える時間となりました。

今回の気づき

ご参加の皆さまからは、次のようなご感想をいただきました。

終活はもっと先の話だと思っていました。家族と話し合うきっかけになりました。お葬式だけでなく、看取りから考えることが大切だとわかりました。

とくに三つめのお声は、今回お伝えしたかったことがそのまま返ってきたようで、うれしく感じました。お葬式は看取りの延長線上にあります。切り離して考えると、どうしても慌ただしい手配の話になってしまいます。

終活はもしもの準備だけではなく、今をよりよく生きるためのご家族との対話でもあります。その大切さを感じていただける時間になったようです。

講師紹介

第12回の講師は、想送庵カノンを運営するあなたを忘れない株式会社の代表取締役・三村麻子が務めました。

生前整理から介護、ご葬儀、供養、遺品整理、グリーフケアまでを一続きのものとして捉え、20年以上にわたりご家族を支えてきた経験をもとに、実例を交えてお話ししました。

カノンカフェで大切にしていること

カノンカフェは、知識を一方的に学ぶだけのセミナーではありません。

ご参加くださった皆さまお一人おひとりが、ご自身やご家族のことを考え、安心して相談できる地域の交流の場でありたいと考えています。同じ悩みを持つ方が隣に座っている。それだけで、口にしづらかったことが話せるようになります。

これからも葛飾区立石に根ざし、終活や介護、看取り、お葬式、供養など暮らしに役立つ情報をお届けしながら、地域の皆さまに寄り添ってまいります。

次回のカノンカフェについて

第13回カノンカフェは、2025年2月23日(日)10時から12時まで、「おひとりさまの終活」をテーマに開催します。

おひとりさまだからこそ、元気なうちに考えておきたい終活があります。老後の暮らしや身元保証、介護や医療への備え、お葬式や供養まで、安心してご自身らしく生きるための準備をわかりやすくお話しします。

参加費は無料です。お申し込みは、お電話(03-5875-7381)またはFAX(03-5875-7382)で承ります。

よくあるご質問(FAQ)

終活は何歳くらいから始めるとよいですか?

思い立った時が始めどきです。親御さまが元気なうちだからこそ、落ち着いて話し合えることがたくさんあります。

親が終活の話を嫌がるときはどうすればよいですか?

もしもの準備としてではなく、これからも安心して暮らすための話として切り出すと、受け入れていただきやすくなります。入口の言葉を変えるだけで反応は変わります。

お葬式のことをまだ決めていなくても参加できますか?

もちろんです。これから考え始めたいという方にもわかりやすい内容となっています。

家族と一緒に参加できますか?

ご夫婦や親子、ご兄弟でご参加される方もいらっしゃいます。一緒に学ぶことで、終活について共通の理解を持つきっかけになります。

セミナー終了後に相談できますか?

はい。終了後には個別のご相談も承っておりますので、お気軽にお声がけください。

まとめ

第12回カノンカフェでは、看取りから弔い、お葬式、供養までを一つの流れとして学びました。

親を見送るという経験は、一生に何度もあるものではありません。だからこそ、事前に知っておくことがご家族の安心につながります。そして知識よりも先に必要なのは、その日が来ることを前提に今日を過ごすという心の構えなのだと思います。

想送庵カノンは終活を縁起でもないことではなく、ご家族が安心して暮らすための準備だと考えています。まだ先のことと思っている今こそ、ご一緒に考え始めてみませんか。

三村 麻子

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この記事の監修者

三村 麻子のアバター 三村 麻子 看取りの水先案内人

あなたを忘れない株式会社
代表取締役 三村 麻子(みむら あさこ)

<想送庵カノン(滞在型安置施設)の運営>
故人と家族が「最後に過ごす時間を大切にする」セレモニーホール

<専門学校>
東京ホスピタリティ・アカデミー
葬祭ディレクター学科 講師

<供養コンシェルジュ>
供養コンシェルジュ協会 理事/講師

<看取りサポートのパイオニア>
高齢者を支える家族に
「疲れない介護」「家族が幸せになる看取りと葬送」を提案。

【看取りの水先案内人として幅広く活動】
家族に深く寄り添う相談スタイルで、
生前のご相談から、お見送りのあとのグリーフケアまで
多数の相談実績と活動歴を持つ終活の専門家。

2004年に葬儀式場の運営に携わって以来、
葬送の現場に立ち続けている。
2019年には、安置と面会に重きを置いた施設として
想送庵カノンを開設。

<サポート内容>
生前整理、介護、葬儀、供養、遺品整理、グリーフケア

<著書>
・初めて喪主になる人のための親を心から見送る葬儀ガイド
・親が死んだ5分後にあなたがしなければならないこと
・離れて暮らす親と上手に付き合うための本
・親には一人暮らしをさせなさい
・親の老後に寄り添うために知っておきたいこと

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