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監修:三村 麻子(あなたを忘れない株式会社 代表取締役)
2023年8月から2024年11月までの間に、想送庵カノンを会場として「葛飾で落語を楽しむ会」が5回開かれました。主催は、想送庵カノンの契約葬儀社であるシェア東京様です。立石を中心に、近隣にお住まいの皆さまが足を運んでくださいました。
ご安置やご葬儀の場である想送庵カノンは、日頃から地域の皆さまが気軽に集える場所でもありたいと考えています。第4回は、みんなの供養祭で故人さまを偲んだあとに笑い合う「ご供養落語」となり、2025年には三遊亭仁馬さんの「第1回 葛飾独演会」を祝い花で応援しました。
「葛飾で落語を楽しむ会」は、地域の皆さまに生の落語を気軽に楽しんでいただくための催しです。これまでの5回の開催は次のとおりです。
| 回 | 開催日 | 出演 | 演目 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 2023年8月6日(日) | 三遊亭仁馬さん | 狸札・真田小僧 |
| 第2回 | 2023年10月1日(日) | 三遊亭吉馬さん | 家見舞い・笠碁 |
| 第3回 | 2023年12月16日(土) | 三遊亭仁馬さん | 寿限無・子ほめ |
| 第4回(ご供養落語) | 2024年6月9日(日) | 三遊亭仁馬さん | ぞろぞろ・皿屋敷 |
| 第5回 | 2024年11月23日(土) | 三遊亭吉馬さん | 長命・うどん屋 |
主催のシェア東京様は、想送庵カノンと同じ葛飾区立石に拠点を置き、葛飾区周辺を中心にご葬儀を手がける葬儀社で、想送庵カノンの契約葬儀社の一つです。想送庵カノンは開業当初から、シェア東京様に大変お世話になってきました。
落語会では、噺家さんとの調整やチラシの作成、会場の設営まで、毎回シェア東京様が担ってくださいました。第2回・第3回・第5回は、参加費無料・予約不要とご案内し、10時半から開演しています(第3回・第5回は10時開場)。気軽に立ち寄っていただける会として、回を重ねてきました。
会場は、想送庵カノンの4階カノンルームです。大きな劇場や寄席とは違い、客席と噺家さんとの距離がとても近いのが特徴です。第5回では、いちばん離れた席でも噺家さんまで7〜8メートルほどの距離でした。

これまでの会には、毎回30名ほどの方が足を運んでくださいました(第5回は約20名)。落語は日本の伝統芸能として長く親しまれていますが、生の高座に接する機会は意外と少ないものです。噺家さんの表情や声の抑揚を間近に感じられるこの会は、落語に詳しくない方や、生の落語は初めてという方にも楽しんでいただけるよう開かれてきました。
落語会の日は、ご安置のお部屋を2階にして、会場の4階とはフロアを完全に分けています。故人さまをお預かりしているご家族には、4階で催しがあることをご説明し、ご納得いただいたうえでご利用いただいています。
第1回の開催日は、2023年8月6日(日)です。想送庵カノンで落語の催しを開くのはこれが初めてで、主催のシェア東京様も想送庵カノンのスタッフも、少し緊張しながら当日を迎えました。

出演は、葛飾区柴又出身の落語家・三遊亭仁馬さんです。演目は「狸札」と「真田小僧」の二席で、どちらも軽めで分かりやすい笑いが特徴の噺です。約1時間の会でしたが、立石にお住まいの皆さまに数多くお越しいただき、会場のあちこちから笑い声が起こりました。落語が初めての方にも楽しんでいただきやすい、和やかな時間になりました。

第1回のご好評を受けて、2023年10月1日(日)には第2回が開かれています。出演は、仁馬さんと同じく葛飾区のご出身で、同じ三遊亭圓馬師匠の門下の三遊亭吉馬さんです。吉馬さんは2014年に圓馬師匠に入門されました。
演目は「家見舞い」と「笠碁(かさご)」の二席でした。「家見舞い」は、兄貴分の新築祝いに水がめを贈ろうとする二人の男の噺。「笠碁」は、碁をめぐる口論から仲たがいした碁敵の二人が、碁を打ちたい気持ちを抑えきれずに仲直りしていく噺です。どちらも肩の力を抜いて楽しめる演目で、近くにお住まいの皆さまをはじめ、たくさんの方がにぎやかなひとときを過ごされました。
2023年12月16日(土)の第3回には、第1回に続いて三遊亭仁馬さんが出演してくださいました。会場は想送庵カノンの4階カノンルームです。回を重ねるごとに、地域の皆さまに落語を楽しんでいただく機会として、少しずつ定着してきました。

演目は「寿限無」と「子ほめ」の二席でした。「寿限無」は、子どもの長寿を願ってとても長い名前を付けたことから騒動が起きる噺。「子ほめ」は、人のほめ方を教わった男が赤ん坊をほめに行き、言い間違えてしまう噺です。どちらも分かりやすい笑いが特徴で、1時間ちょっとの会があっという間に過ぎていきました。
2024年6月9日(日)の第4回は、想送庵カノンが毎年行っている「みんなの供養祭」と同じ日に開かれました。午前の供養祭に続く午後の会だったことから、この回は「葛飾寄席 ご供養落語」としてご案内しています。
みんなの供養祭は、故人さまを偲んで合同でご供養する、想送庵カノンの毎年の催しです。この年は西栄寺 東京別院のご住職を導師にお迎えし、約50名の方がご列席くださいました。祭壇にキャンドルを捧げ、読経をいただいてお焼香をされたあと、助六寿司のお昼を囲み、午後1時から落語の会が始まりました。
出演は、第1回・第3回に続いて三遊亭仁馬さんです。演目は「ぞろぞろ」と「皿屋敷」の二席でした。「ぞろぞろ」は、さびれた稲荷神社の前の茶店の主人がお参りをすると、売れた草鞋のあとから新しい草鞋がぞろぞろと下りてくるようになる噺。「皿屋敷」は、皿を数えるお菊の幽霊を、物好きな若者たちが見物しに出かける噺です。

どちらもそれほど重い噺ではなく、初めての方でも心から笑える演目です。会場にはたくさんの笑い声が響き、午前の供養祭のおごそかな雰囲気とはまた違う、明るく和やかな時間になりました。この会は、供養祭に参列された方だけでなく、想送庵カノンの館内を見てみたい方や落語を楽しみたい方も歓迎し、参加費は無料でした。供養祭から参列された皆さまは、お土産のマイクロ胡蝶蘭を手に帰途に就かれました。
故人さまを偲ぶ時間と、残されたご家族が笑顔で過ごす時間。一見すると異なるもののように思えますが、想送庵カノンはどちらも大切な時間だと考えています。大切な方を亡くしたあとも、ご家族の日々の暮らしは続いていきます。故人さまとの楽しかった思い出を語ったり、一緒に過ごした時間を思い出して笑ったりすることもまた、その方を大切に想う一つの形です。「ご供養落語」は、そのことを改めて感じさせてくれる一日になりました。

想送庵カノンでは、ご葬儀そのものに落語を取り入れたお見送りをお手伝いしたこともあります。故人さまが好きだったことや、その方らしい人生を表すための時間として営まれた、フリースタイル葬と呼んでいるお見送りの一つです。形式にとらわれず、その方らしいお別れをご家族と一緒につくることを、想送庵カノンは大切にしています。

2024年11月23日(土)の第5回には、近隣の立石にお住まいの皆さまをはじめ、約20名の方がご参加くださいました。会場は想送庵カノンの4階カノンルームです。出演は、第2回から約1年ぶりとなる三遊亭吉馬さんで、飾らないお人柄と軽妙な語り口に、開演するとすぐに会場は和やかな雰囲気に包まれました。

演目は「長命(ちょうめい)」と「うどん屋」の二席でした。噺家さんの表情や声の抑揚を間近に感じながら、皆さんずっと大笑いでした。シェア東京様の主催による「葛飾で落語を楽しむ会」は、この第5回までの全5回です。5回目を迎えることができたのは、毎回の準備を担ってくださったシェア東京様のおかげです。地域の皆さまが気軽に集える機会をここまで続けてこられたことに、想送庵カノンは改めて感謝しています。
2025年6月14日(土)の夜、想送庵カノンからもほど近い葛飾区立石のかつしかシンフォニーヒルズで、三遊亭仁馬さんの独演会「年に一度の大勝負 第1回 葛飾独演会」が開かれ、想送庵カノンのスタッフも伺いました。仁馬さんは、葛飾で落語を楽しむ会の第1回・第3回・第4回に出演してくださった、想送庵カノンにとっておなじみの落語家さんです。
演目は「転失気」と「ねずみ」の二席でした。「転失気」は、知ったかぶりをした和尚さんが「てんしき」という言葉の意味をめぐって恥をかく噺。「ねずみ」は、名工・左甚五郎が彫った木のねずみが評判を呼び、小さな宿屋が繁盛する噺です。じっくりと聴かせる語り口に、客席からは笑い声と大きな拍手が起こりました。想送庵カノンからも、記念すべき第1回のお祝いに祝い花をお贈りしました。
仁馬さんは、平成28年に五代目三遊亭圓馬師匠に入門し、落語芸術協会に所属して活動している落語家さんです。区の広報紙「広報かつしか」(2026年8月25日号)でも紹介され、「落語で人と人をつなぎたい」という想いを語っています。
記事の中で仁馬さんは、江戸落語はもともと町内の集まりのような場で演じられていたものが始まりだと話し、「『落語会があるから、出掛けてみようか』。そんな気持ちで人が集まって、笑い合う。そうやって人と人がつながっていく、そのお役に立てればという気持ちでやっています」と語っています。想送庵カノンで開かれた5回の落語会も、まさにそうした集まりの一つでした。
想送庵カノンが落語会の会場になったのは、葬儀のときだけでなく、日頃から地域の皆さまが気軽に集い、交流できる場所でありたいと考えているからです。
大切な方を亡くされるまで、安置施設の中を見る機会はなかなかありません。想送庵カノンに興味はあっても、なかなか訪れる機会がないという方も少なくありません。
そこで落語会のご案内では、見学を兼ねてのご来館も呼びかけてきました。落語を楽しみに足を運んでいただくことが、普段は葬儀や終活とは関わりのない方にも、想送庵カノンを知っていただくきっかけになりました。
同じ地域で暮らす方々が一つの場所に集まり、一緒に落語を聴いて笑う。そこから自然な会話が生まれ、新しいご縁が育っていきます。想送庵カノンのスタッフも、地域の皆さまと一緒に高座を楽しんできました。
落語会の評判がよかったことから、その後は想送庵カノンが「ご供養落語」として引き継いでいます。2026年9月23日には、想送庵カノンが主催する第1回を開きました。演者は、女優としてもご活躍の和泉妃夏(いずみ ひな)さん、高座名は「卵々(らんらん)」さんです。これからも毎年、秋のお彼岸のころを目安に開いていく予定です。
落語会をきっかけに、仁馬さんのように地域で活躍される方とのご縁が生まれたことも、うれしい出来事でした。日々の暮らしの中で、葛飾区立石の一員として地域とつながっていくこと。落語会は、そのための大切な機会の一つになりました。
想送庵カノンの契約葬儀社であるシェア東京様が主催し、葛飾区立石の想送庵カノンを会場に開かれてきた落語会です。2023年8月の第1回から2024年11月の第5回まで、5回開かれました。その後は想送庵カノンが「ご供養落語」として引き継いでいます。
第1回・第3回・第4回は葛飾区柴又出身の三遊亭仁馬さん、第2回・第5回は葛飾区出身の三遊亭吉馬さんが出演してくださいました。お二人とも三遊亭圓馬師匠の門下の落語家さんです。
みんなの供養祭で故人さまを偲んだあとに、落語で笑い合う会です。はじまりは2024年6月9日の第4回で、午前に想送庵カノンの「みんなの供養祭」でご供養し、お昼を囲んだあと、午後1時から三遊亭仁馬さんの落語を楽しむ一日となりました。その後は想送庵カノンが引き継いで主催しており、2026年9月23日にその第1回を開きました。毎年、秋のお彼岸のころを目安に開く予定です。
第2回・第3回・第5回は、参加費無料・予約不要とご案内して開かれました。第4回の「ご供養落語」も参加費は無料でした。
想送庵カノンは、ご葬儀やご安置の場所であると同時に、地域の皆さまが気軽に集い、交流できる場所でありたいと考えているからです。普段は訪れる機会のない方にも、落語を楽しみながら想送庵カノンを知っていただく機会になりました。
シェア東京様の主催で始まった落語会は、2023年の夏から1年あまりの間に、地域の皆さまが笑い合う場として回を重ねました。
葬儀の場所で、地域の皆さまと一緒に笑う。落語会を通していただいたご縁は、想送庵カノンにとって大切な財産です。
想送庵カノンの館内をご覧になりたいときは、どうぞお声がけください。施設の見学やご相談を承っています。
落語会でいただいた地域の皆さまとのご縁を、これからも大切にしてまいります。施設の見学やご相談は、下のご案内からどうぞ。
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あなたを忘れない株式会社
代表取締役 三村 麻子(みむら あさこ)
<想送庵カノン(滞在型安置施設)の運営>
故人と家族が「最後に過ごす時間を大切にする」セレモニーホール
<専門学校>
東京ホスピタリティ・アカデミー
葬祭ディレクター学科 講師
<供養コンシェルジュ>
供養コンシェルジュ協会 理事/講師
<看取りサポートのパイオニア>
高齢者を支える家族に
「疲れない介護」「家族が幸せになる看取りと葬送」を提案。
【看取りの水先案内人として幅広く活動】
家族に深く寄り添う相談スタイルで、
生前のご相談から、お見送りのあとのグリーフケアまで
多数の相談実績と活動歴を持つ終活の専門家。
2004年に葬儀式場の運営に携わって以来、
葬送の現場に立ち続けている。
2019年には、安置と面会に重きを置いた施設として
想送庵カノンを開設。
<サポート内容>
生前整理、介護、葬儀、供養、遺品整理、グリーフケア
<著書>
・初めて喪主になる人のための親を心から見送る葬儀ガイド
・親が死んだ5分後にあなたがしなければならないこと
・離れて暮らす親と上手に付き合うための本
・親には一人暮らしをさせなさい
・親の老後に寄り添うために知っておきたいこと
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