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監修:三村 麻子(あなたを忘れない株式会社 代表取締役)
2026年2月8日(日)、想送庵カノンで第17回カノンカフェを開催しました。テーマは「間違いだらけの火葬式 〜「火葬だけでいい」その前に、知っておきたい直葬の真実〜」です。
あいにくの雪模様となりましたが、多くの皆さまにご参加いただきました。近年増えている火葬式や直葬について、その特徴やメリットだけでなく、見落とされがちな点も一緒に考える時間となりました。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
2026年2月8日(日)10時から12時
想送庵カノン
〒124-0012 東京都葛飾区立石8-41-8
TEL:03-5875-7381
京成線「青砥駅」より徒歩約12分。お車でお越しの方は、近隣のコインパーキングをご利用ください。
無料です。お飲み物と茶菓をご用意しました。
セミナー終了後、ご希望の方を対象に約30分間の個別相談を実施しました。先着2組限定の事前申込制です。

「お葬式はシンプルでいい」と考える方が増えています。通夜や告別式を行わず、火葬のみでお見送りをする直葬は、費用を抑えられることもあって選ばれる機会が増えました。
その一方で、「あんなはずじゃなかった」「もっとゆっくりお別れをすればよかった」という後悔の声を耳にすることも少なくありません。儀式を省く直葬には、意外な落とし穴があります。
今回のカノンカフェでは、直葬が良い悪いという話ではなく、ご家族に合った送り方を考えるきっかけになるよう、光と影の両方をお話ししました。
直葬とはどのようなお見送りなのか、一般葬や家族葬との違いも含めてご説明しました。名前は知っていても、実際の流れまでご存じの方は多くありません。
呼び方についても整理しました。火葬式、直葬、荼毘式(だびしき)など、葬儀社によって使う言葉は異なります。同じ内容を指していることもあれば、含まれるものが違うこともあります。名称ではなく、何がどこまで含まれているのかで比べていただきたいとお伝えしました。
実際に想送庵カノンへ寄せられるご相談をもとに、直葬で後悔しやすいポイントをご紹介しました。「思っていた内容と違った」「こんなに慌ただしいとは思わなかった」という声は、事前に知っていれば防げるものがほとんどです。
もうひとつ多いのが、あとから知らされたご親族との行き違いです。ご葬儀が終わってから連絡を受けた方が、お別れの機会を持てなかったことに強い思いを残されることがあります。誰にいつ知らせるかは、費用や形式の話に隠れて後回しになりがちです。それでも、あとに残る影響はここがいちばん大きいと感じています。
限られた時間の中でも、故人さまとしっかりお別れをするためにできる工夫をお伝えしました。火葬までの時間の使い方ひとつで、お別れの質は大きく変わります。
たとえば火葬の前にご家族だけで手を合わせる短い時間を設ける。故人さまがお好きだったものをお棺に納める。写真を持ち寄って思い出を話す。どれも儀式と呼ぶほどのものではありませんが、あったかなかったかで、あとの受け止め方はまったく変わります。想送庵カノンでは火葬までのあいだ、故人さまと同じお部屋で過ごしていただけます。
火葬式の費用相場と、見積りを見るときに確認しておきたいポイントをご説明しました。総額だけでなく、何が含まれていて何が含まれていないかを見ることが大切です。
見積りで確かめておきたいのは、搬送の距離、ご安置の日数、火葬料金が含まれているかどうかの3点です。この3つは後から金額が動きやすく、当初の総額と請求額が違ったというご相談の多くがここから生じています。安いかどうかよりも、何が含まれていないかを尋ねていただくほうが確実です。
直葬が向いているケースと、慎重に検討したほうがよいケースの両方をお話ししました。ご家族の状況によって答えは変わります。
慎重に検討したほうがよいのは、ご親族やご友人の多い方、そしてご家族の中で意見が分かれている場合です。決めたご本人が納得されていても、周囲の方が受け入れるには時間が必要です。急いで結論を出さず、一度ご家族で話す時間を取っていただきたいとお伝えしました。
「火葬式でいい」という言葉が、かえってご家族を迷わせてしまうことがあります。その伝え方については、こちらの記事で詳しく取り上げています。

参加者の皆さまは、メモを取りながら真剣に耳を傾けてくださいました。質問や体験談の共有も活発で、「火葬だけ」という言葉だけでは伝わらない現実について、参加者同士で意見を交わす場面もありました。
セミナー後の個別相談では、ご自身やご家族の具体的な事情に沿ったご相談をいただきました。
印象に残ったのは、すでに直葬を経験されたという方が体験を話してくださった場面です。よかった点と、こうすればよかったという点の両方を率直にお話しくださり、会場の空気が一段深まりました。専門家の説明だけでは届かないところに、同じ立場の方の言葉が届く。カノンカフェを続けている理由が、そこにあると改めて感じました。
あらためて感じたのは、多くの方は「葬儀を簡単に済ませたい」のではなく、「後悔しないお別れをしたい」と考えているということです。
葬儀は儀式を行うかどうかではなく、大切な方とどのような最後の時間を過ごしたいかが何より大切だと、想送庵カノンは考えています。
費用を抑えたいという思いの奥には、遺されるご家族に負担をかけたくないという気持ちがあります。その優しさ自体は何も間違っていません。ただ、その気持ちが「何もしなくていい」という言葉になって伝わると、ご家族は判断の拠りどころを失ってしまいます。何を省いてよくて、何は省きたくないのか。そこまで話しておいていただけると、遺された方はずいぶん楽になります。
今回の講師は、想送庵カノン代表の三村麻子です。あなたを忘れない株式会社 代表取締役として施設を運営するほか、専門学校 東京ホスピタリティ・アカデミー 葬祭ディレクター学科の講師、供養コンシェルジュ協会の理事および講師を務めています。
高齢者を支えるご家族に「疲れない介護」「家族が幸せになる看取りと葬送」を提案し、生前整理から介護、葬儀、供養、遺品整理、グリーフケアまでを幅広くサポートしています。ご家族に深く寄り添う相談スタイルで、20年の活動歴があります。
三村は供養コンシェルジュ協会の理事および講師も務めています。ご葬儀のあとの供養や納骨をどこに相談すればよいかについては、こちらの記事でご紹介しています。

カノンカフェは、専門家の話を一方的に聞くだけのセミナーではありません。ご参加いただいた皆さまが疑問や不安を気軽に相談し、それぞれのご家庭に合った答えを見つけていただく場でありたいと考えています。
終活や介護、相続、お葬式に、正解は一つではありません。だからこそ地域の皆さまと一緒に考え、学び合いながら、ご家族らしい選択ができるようお手伝いすることを大切にしています。
第18回カノンカフェは、2026年4月12日(日)10時から12時まで、「遺言書の正しい作り方」をテーマに開催します。
講師は行政書士の勝桂子(すぐれけいこ)先生です。遺言書は書き方を誤ると法的な効力が認められないことがあります。よくある失敗例や法務局の保管制度について、実際に書いてみる練習の時間も交えてお話しいただく予定です。
カノンカフェは参加費無料で、どなたでもご参加いただけます。ご参加のお申し込みやお問い合わせは、お電話(03-5875-7381)で承っています。
通夜や告別式を行わず、ご安置のあと火葬のみを行う葬儀の形式です。費用を抑えられる一方でお別れの時間が限られるため、事前に内容を理解しておくことが大切です。
すべての方が後悔されるわけではありませんが、「もっとゆっくりお別れしたかった」という声は少なくありません。ご家族のご希望に合った送り方を選ぶことが大切です。
あります。お別れの時間を大切にしながら費用とのバランスを考えたお見送りも可能です。ご家族のご希望に応じて、さまざまな選択肢をご提案しています。
はい。終活や介護、お葬式について学びたい方なら、どなたでもご参加いただけます。参加費は無料です。
はい。事前予約制で個別相談を承っています。気になることやご家庭のご事情について、ゆっくりご相談いただけます。
第17回カノンカフェでは、火葬式と直葬をテーマに、メリットだけでなくその背景や注意点についても皆さまと一緒に考える時間となりました。
大切なのは、どんな葬儀を選ぶかではなく、どのように大切な方を送りたいかということです。想送庵カノンでは、これからも地域の皆さまが安心して終活やお葬式について学べるよう、カノンカフェを開催してまいります。
想送庵カノンへのご相談や施設見学は、
お電話またはお問い合わせフォームから、お気軽にお問い合わせください。
お急ぎの方、ご依頼の方はお電話ください(24時間365日 対応)
あなたを忘れない株式会社
代表取締役 三村 麻子(みむら あさこ)
<想送庵カノン(滞在型安置施設)の運営>
故人と家族が「最後に過ごす時間を大切にする」セレモニーホール
<専門学校>
東京ホスピタリティ・アカデミー
葬祭ディレクター学科 講師
<供養コンシェルジュ>
供養コンシェルジュ協会 理事/講師
<看取りサポートのパイオニア>
高齢者を支える家族に
「疲れない介護」「家族が幸せになる看取りと葬送」を提案。
【看取りの水先案内人として幅広く活動】
家族に深く寄り添う相談スタイルで、
生前のご相談から、お見送りのあとのグリーフケアまで
多数の相談実績と活動歴を持つ終活の専門家。
2004年に葬儀式場の運営に携わって以来、
葬送の現場に立ち続けている。
2019年には、安置と面会に重きを置いた施設として
想送庵カノンを開設。
<サポート内容>
生前整理、介護、葬儀、供養、遺品整理、グリーフケア
<著書>
・初めて喪主になる人のための親を心から見送る葬儀ガイド
・親が死んだ5分後にあなたがしなければならないこと
・離れて暮らす親と上手に付き合うための本
・親には一人暮らしをさせなさい
・親の老後に寄り添うために知っておきたいこと
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