第6回カノンカフェ開催レポート|下成佐登子さんの歌に包まれた午後

第6回カノンカフェのアイキャッチ画像。下成佐登子さんライブ、歌に包まれた特別な午後をテーマに開催しました

監修:三村 麻子(あなたを忘れない株式会社 代表取締役)

2020年2月24日(月・祝)、想送庵カノンで第6回カノンカフェを開催しました。カノンカフェ1周年を記念して、シンガーソングライターの下成佐登子さんをお迎えしたスペシャルライブとトーク「歌は時空を超えて」です。

募集開始からわずか数日で定員となり、当日は穏やかな春の日差しのなか、多くの皆さまにお越しいただきました。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

目次

開催概要

開催日時

2020年2月24日(月・祝)10時から12時30分

会場

想送庵カノン
〒124-0012 東京都葛飾区立石8-41-8
TEL:03-5875-7381

アクセス

京成線「青砥駅」より徒歩約12分。お車でお越しの方は、近隣のコインパーキングをご利用ください。

参加費

無料です。お飲み物と茶菓をご用意しました。

個別相談

当日は終活やご葬儀についての相談コーナーを設け、館内のご案内もあわせて実施しました。

第6回カノンカフェの告知チラシ。2020年2月24日開催、テーマは下成佐登子スペシャルライブ

今回のテーマ

これまでのカノンカフェは、片づけや相続といった知識を学ぶ回が中心でした。1周年という節目にあえて音楽を選んだのは、終活には知識だけでは届かない領域があると考えたからです。

大切な方を亡くした悲しみを、グリーフと呼びます。この悲しみは、正しい手続きを知っても消えるものではありません。むしろ、手続きに追われている間は感じる余裕すらなく、すべてが終わったあとに静かに押し寄せてきます。

誰の心にも、人生の節目や大切な方との思い出とともに残る一曲があるのではないでしょうか。音楽には、理屈を通さずに記憶へ触れる力があります。第6回のテーマ「歌は時空を超えて」には、その力を借りて故人さまを偲ぶ時間をつくりたいという意図を込めました。

当日のプログラム

1曲目の「糸」で変わった会場の空気

冒頭では、想送庵カノンと運営会社である「あなたを忘れない株式会社」の名前に込めた想い、そして今回のテーマであるグリーフについてお話ししました。

その後、下成さんのライブが始まりました。1曲目の「糸」が流れた瞬間、会場全体がやさしく包み込まれるような空気に変わったことを、今もはっきりと覚えています。

お母さまへの想いを込めた「ETERNITY」

続いて披露されたのが、下成さんがお母さまへの想いを込めて作られた「ETERNITY」でした。

この曲では、静かに涙を流される方の姿もありました。歌が人の心に寄り添う力を、これほど間近で感じたことはありません。同じ曲を聴いていても、それぞれの方が思い浮かべている顔は違います。音楽はその一人ひとりの記憶にまっすぐ届いていました。

歌の合間に語られたご家族とのお別れ

歌の合間には、下成さんご自身のご家族との思い出や、お父さまが実践された終活、ご自身でご葬儀の見積もりを取られた経験についてもお話しいただきました。

どのお話も決して重苦しいものではなく、ときには笑いを交えながら進みました。だからこそ、もし自分だったらどうするだろうと、参加者の皆さまが自然に考えられる時間になっていたように思います。終活の話は、深刻な顔で語らなければならないものではないと教えていただきました。

デビュー曲とアンコールで迎えた終幕

後半では「小公女セーラ」の主題歌や、1978年のデビュー曲「秋の一日」も披露されました。

アンコールでは日本語版の「What a Wonderful World」を歌ってくださり、会場は大きな感動に包まれたまま幕を閉じました。

館内見学と終活相談コーナー

ライブのあとには館内をご案内し、終活やご葬儀についての相談コーナーもご用意しました。

音楽をきっかけにお越しくださった方が、その流れで施設をご覧になり、ご自身の備えについて相談される。終活の入口は堅い話である必要はないのだと、この日の流れが教えてくれました。

音楽や思い出の品が、お別れの時間を支えてくれることがあります。思い出の映像に囲まれて故人さまと4泊5日を過ごされたご夫妻の事例は、こちらの記事でご紹介しています。

当日の様子

開催時期は、新型コロナウイルスの感染拡大が心配され始めたころでした。消毒液の設置や感染予防へのご協力をお願いしたうえでの開催となりましたが、多くの皆さまにご来場いただきました。

参加者の皆さまからは、「歌に癒された」「終活を前向きに考えるきっかけになった」「大切な人を思い出す時間になった」といったお声を数多くいただきました。

今回の気づき

終活というと、遺言や相続、ご葬儀の準備を思い浮かべる方が多いかもしれません。

けれども今回感じたのは、心の整理もまた終活の大切な一部だということでした。歌は思い出を呼び起こし、涙を流すきっかけとなり、誰かを想う時間を与えてくれます。

悲しみを抱えながらも前へ進んでいくグリーフの過程に、音楽が寄り添えることを多くの参加者の皆さまと共有できました。知識を届ける回と同じくらい、こうした時間にも意味があると、想送庵カノンは考えています。

ゲスト紹介

第6回のゲストは、シンガーソングライターの下成佐登子さんです。

宮崎県のご出身で、1978年に「秋の一日」でデビューされました。「小公女セーラ」「ひみつのアッコちゃん」「愛の嵐」の主題歌や、『もののけ姫』の挿入歌「エボシたたらうた」など、多くの作品で歌声を届けてこられました。

子育てを機に音楽活動を休止された後、近年は活動を再開されています。人と人との心をつなぐ活動を続けておられるお姿が、カノンカフェの1周年にふさわしいと考え、お声がけいたしました。

カノンカフェで大切にしていること

カノンカフェでは、終活を知識として学ぶだけでなく、心が少し軽くなる時間をつくることも大切にしています。

法律や介護、相続について学ぶ回もあれば、今回のように音楽や文化を通して命や人生を考える回もあります。終活とは人生の終わりを考えることではなく、今をより豊かに生きるための時間だと、想送庵カノンは考えています。

これからも、地域の皆さまが安心して集い、語り合える場所であり続けたいと思います。

次回のカノンカフェについて

第7回カノンカフェは、2020年4月27日(月)に「在宅介護と看取り」をテーマとして開催を予定していました。

しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、2020年3月16日に中止を決定いたしました。楽しみにしてくださっていた皆さまには、たいへん申し訳ございませんでした。

その後カノンカフェは長い休止期間に入り、再開は2022年10月を待つことになります。第7回は「知って得する墓じまいのお話」をテーマに開催しました。

よくあるご質問(FAQ)

カノンカフェはライブイベントも開催しているのですか?

通常は終活セミナーが中心ですが、節目には今回のように音楽や文化を通して命や人生を考える特別企画も開催しています。

グリーフとは何ですか?

大切な方との死別などによって生じる悲しみや喪失感、そしてその心のプロセスを指す言葉です。悲しみを消すことではなく、悲しみとともに歩んでいく過程を意味します。

終活に関心がなくても参加できますか?

はい。第6回は予約不要の無料開催とし、音楽を目的にお越しくださった方も多くいらっしゃいました。どなたでもお気軽にご参加ください。

ライブのあとに相談することもできますか?

はい。当日は終活相談と施設見学も実施し、多くの方にご利用いただきました。

今後も記念イベントは開催されますか?

通常のカノンカフェに加え、節目には特別企画も予定しています。最新情報はホームページでご案内いたします。

まとめ

カノンカフェ1周年記念イベントは、歌と語りを通して命やお別れ、そしてこれからをどう生きるかを皆さまと一緒に考える一日となりました。

終活には、知識を身につけることだけでなく、自分自身や大切な方と向き合う時間も欠かせません。歌を聴きながら誰かの顔を思い浮かべる。その静かな時間そのものが、立派な終活だったのだと思います。

想送庵カノンでは、これからも地域の皆さまの心に寄り添い、終活をより身近に感じていただける企画をお届けしてまいります。

三村 麻子

想送庵カノンへのご相談や施設見学は、
お電話(0120-717-372)またはお問い合わせフォームから、お気軽にお問い合わせください。

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この記事の監修者

三村 麻子のアバター 三村 麻子 看取りの水先案内人

あなたを忘れない株式会社
代表取締役 三村 麻子(みむら あさこ)

<想送庵カノン(滞在型安置施設)の運営>
故人と家族が「最後に過ごす時間を大切にする」セレモニーホール

<専門学校>
東京ホスピタリティ・アカデミー
葬祭ディレクター学科 講師

<供養コンシェルジュ>
供養コンシェルジュ協会 理事/講師

<看取りサポートのパイオニア>
高齢者を支える家族に
「疲れない介護」「家族が幸せになる看取りと葬送」を提案。

【看取りの水先案内人として幅広く活動】
家族に深く寄り添う相談スタイルで、
生前のご相談から、お見送りのあとのグリーフケアまで
多数の相談実績と活動歴を持つ終活の専門家。

2004年に葬儀式場の運営に携わって以来、
葬送の現場に立ち続けている。
2019年には、安置と面会に重きを置いた施設として
想送庵カノンを開設。

<サポート内容>
生前整理、介護、葬儀、供養、遺品整理、グリーフケア

<著書>
・初めて喪主になる人のための親を心から見送る葬儀ガイド
・親が死んだ5分後にあなたがしなければならないこと
・離れて暮らす親と上手に付き合うための本
・親には一人暮らしをさせなさい
・親の老後に寄り添うために知っておきたいこと

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