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監修:三村 麻子(あなたを忘れない株式会社 代表取締役)
2019年11月25日(月)、想送庵カノンで第4回カノンカフェを開催しました。テーマは「パステルアートを楽しもう」です。
やわらかな色合いのパステルで、大切な方を思い浮かべながらハートを描くワークショップです。先着10名さま限定で募集し、当日は笑顔の絶えない2時間半となりました。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
2019年11月25日(月)10時から12時30分
想送庵カノン
〒124-0012 東京都葛飾区立石8-41-8
TEL:03-5875-7381
京成線「青砥駅」より徒歩約12分。お車でお越しの方は、近隣のコインパーキングをご利用ください。
無料です。お飲み物と茶菓をご用意しました。
セミナー終了後、ご希望の方を対象に約30分の個別相談を実施しました(先着2組・事前申込制)。

カノンカフェでは、相続や介護のように知識を学ぶ回を重ねてきました。第4回であえてアートを選んだのには理由があります。
大切な方を亡くされた悲しみは、言葉にしようとするほど形をなくしてしまうことがあります。「寂しい」「会いたい」ではとても足りない。かといって黙っていれば、気持ちは行き場を失ったまま胸の奥に残り続けます。
パステルアートは、その行き場をつくる方法のひとつです。描く題材はハートひとつ。上手に描く必要はありません。どの色を選ぶか、どのくらい強く塗るか。その選択そのものが、言葉にならない気持ちの表現になります。
こうした取り組みをグリーフワークと呼びます。悲しみを消したり忘れたりするためのものではなく、悲しみと一緒に生きていくための時間だと、想送庵カノンは考えています。
パステルアートは、パステルを粉状に削り、指やスポンジで直接紙に色をのせていく画法です。
筆を使わないので、絵の経験はまったく必要ありません。色と色の境目が自然にぼやけ、やさしい印象の作品になるのが特徴です。当日は画材をすべて会場でご用意し、手ぶらでお越しいただきました。
はじめにパステルの使い方を体験していただき、画材に慣れたところで、それぞれ自由にハートを描いていただきました。
題材は全員同じハートひとつです。それでも、完成した作品に同じものはひとつもありませんでした。淡い色を重ねる方、はっきりとした色を選ぶ方、輪郭をぼかす方。色の選び方や描き方に、その方ならではの個性と想いが自然に表れます。
描き終えたあとは、作品を見せ合いながら「こんな気持ちを込めました」と語り合う時間を持ちました。
この時間が今回のいちばん大切な部分だったと感じています。作品という具体的なものがあると、気持ちの話が自然に始まります。「なぜこの色にしたのですか」という問いかけから、その方が誰を思い浮かべていたのか、どんな思い出があるのかへと話が広がっていきました。
描いているうちに心が落ち着いた、忘れていた思い出がよみがえった。そうしたお声を当日いただきました。
手を動かしていると、頭で考えるよりも先に気持ちが動きます。言葉にしようと構えていたときには出てこなかったものが、色を選んでいる間に自然とあふれてくる。悲しみに直接向き合うのではなく、少し脇道から近づいていく方法として、アートには確かな力があると感じました。
作品づくりのあとは、お茶とお菓子を囲んで交流の時間を持ちました。終活について気軽に話せるのもカノンカフェの持ち味です。
アンケートにご協力いただいた方には、お楽しみ企画としてお土産のつかみ取りもご用意しました。終活の場が重苦しいものにならないよう、こうした遊び心も大切にしています。
手を動かしながら故人さまを想う時間が心をほぐしていくことは、お別れの現場でも同じように起こります。故人さまのお顔を整える時間がご家族にもたらすものについては、こちらの記事でご紹介しています。

大人になってから誰かと一緒に絵を描く機会は、意外と少ないものです。当日は皆さま童心に返ったように夢中で作品づくりを楽しまれ、笑い声が絶えない時間となりました。
普段は言葉にしづらい気持ちも、色や形にすることで少しずつ整理されていきます。参加者同士がお互いの作品に静かに耳を傾ける場面もあり、温かなひとときとなりました。
参加者の皆さまからは、「心が落ち着いた」「自分の想いを形にできた」「また参加したい」といったお声をいただきました。
パステルアートで大切なのは、上手に描くことではなく、自分の気持ちを自由に表現することです。当日も、上手下手を気にされていた方が、描き始めてしばらくすると手を止めずに没頭されていました。
そして何より印象に残ったのは、ゆっくりと時間を過ごすこと自体が心を癒やしてくれるということでした。特別なことをしなくても、静かに手を動かす2時間半があるだけで、表情が変わっていきます。
これは、故人さまと過ごす時間を大切にしたいという想送庵カノンの考えにも通じています。忙しい毎日の中で少し立ち止まり、自分自身や大切な方を静かに想う。その時間の価値を、改めて感じたワークショップとなりました。
第4回の講師は、想送庵カノンを運営するあなたを忘れない株式会社の取締役・内宮美知子が務めました。
グリーフ・カウンセリング・センター認定グリーフカウンセラーとして、大切な方を亡くされた方の心に寄り添う活動を続けています。「ライフ・ターミナル・ネットワーク」コーディネーター、グリーフサポートグループ「ハグハワイ」東京ファシリテーター、「カフェあの世この世」世話人。2012年に夫をスキルス胃がんで亡くした経験からグリーフや死生について学びを深め、遺族としての実感を持って想送庵カノンの立ち上げに加わりました。
カノンカフェでは、終活に関する知識を学ぶだけでなく、心を整える時間も大切にしています。
相続や介護について学ぶ回もあれば、今回のようにアートや対話を通して気持ちを表現する回もあります。終活とは、人生の終わりだけを考えることではありません。大切な方との思い出を振り返り、自分自身の心とも向き合いながら、今をより豊かに生きること。それも終活のひとつだと、想送庵カノンは考えています。
これからも、地域の皆さまが安心して集える場所であり続けたいと思います。
第5回カノンカフェは、2020年1月26日(日)10時から12時まで、「知って得する相続ノウハウ」をテーマに開催します。
葛飾区で数多くのご相談と支援の実績をお持ちの一般社団法人FCC相続センターから講師をお招きし、相続の基礎知識と具体的な進め方についてお話しいただきます。相続はまだ先のことと思っていても、あらかじめ知っておくことで将来の不安やご家族間のトラブルを防ぐことにつながります。
参加費は無料です。お申し込みは、お電話(03-5875-7381)またはFAX(03-5875-7382)で承ります。
はい。パステルアートは指やスポンジで色をのせていく画法で、筆を使いません。上手下手ではなく自分らしく表現することを大切にしていますので、絵の経験がない方こそ楽しんでいただけます。
大切な方を亡くした悲しみや想いと向き合い、心を少しずつ整理していくための取り組みです。悲しみを消すためのものではなく、悲しみと一緒に生きていくための時間だと想送庵カノンは考えています。
画材はすべて会場でご用意しますので、手ぶらでお越しいただけます。汚れが気になる方は、エプロンをお持ちいただくと安心です。
もちろんです。お一人でご参加される方は毎回いらっしゃいます。作品を見せ合う時間に自然と会話が生まれますので、初めての方もご安心ください。
はい。講演形式の回だけでなく、ワークショップや交流会など、さまざまな形で終活やグリーフケアに触れていただける企画を開催しています。
第4回カノンカフェでは、パステルアートでハートを描きながら、大切な方への想いとご自身の気持ちに向き合う時間を過ごしました。
言葉にしようとすると形をなくしてしまう気持ちも、色にしてみると少しずつ輪郭が見えてきます。そして、その作品をきっかけに誰かと言葉を交わすことで、胸の内にあったものが少し軽くなる。今回はそんな時間になりました。
終活は、知識を身につけることだけではありません。心を整える時間も同じくらい大切だと、想送庵カノンは考えています。どうぞお気軽にお越しください。
想送庵カノンへのご相談や施設見学は、
お電話(0120-717-372)またはお問い合わせフォームから、お気軽にお問い合わせください。
お急ぎの方、ご依頼の方はお電話ください(24時間365日 対応)
あなたを忘れない株式会社
代表取締役 三村 麻子(みむら あさこ)
<想送庵カノン(滞在型安置施設)の運営>
故人と家族が「最後に過ごす時間を大切にする」セレモニーホール
<専門学校>
東京ホスピタリティ・アカデミー
葬祭ディレクター学科 講師
<供養コンシェルジュ>
供養コンシェルジュ協会 理事/講師
<看取りサポートのパイオニア>
高齢者を支える家族に
「疲れない介護」「家族が幸せになる看取りと葬送」を提案。
【看取りの水先案内人として幅広く活動】
家族に深く寄り添う相談スタイルで、
生前のご相談から、お見送りのあとのグリーフケアまで
多数の相談実績と活動歴を持つ終活の専門家。
2004年に葬儀式場の運営に携わって以来、
葬送の現場に立ち続けている。
2019年には、安置と面会に重きを置いた施設として
想送庵カノンを開設。
<サポート内容>
生前整理、介護、葬儀、供養、遺品整理、グリーフケア
<著書>
・初めて喪主になる人のための親を心から見送る葬儀ガイド
・親が死んだ5分後にあなたがしなければならないこと
・離れて暮らす親と上手に付き合うための本
・親には一人暮らしをさせなさい
・親の老後に寄り添うために知っておきたいこと
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